シンプルに見えて、奥が深いパドル
ピックルボールの素晴らしい点の一つは、簡単にプレーできることです。初めてピックルボールをする初心者でも、数分〜数十分で試合をすることができます。しかしながら、最適なピックルボールのパドルを選ぶことは非常に難しいのが現実です。初めて買おうと思った時に、何を基準にどのように買ったらいいか全くわかりません。。。
この記事を書いている私自身、ピックルボールを始めて3回目でパドルを買おうと思いました。しかしながら、Googleで検索すると、ECが表示されますがよくわからず・・・。Amazonで検索すると、あまりにも多い検索結果かつそれがどのような特徴を持っているか全くわからず・・・
とりあえず、購入してみたい。という方はこちらから1本購入するのも一つです。
ただ、初心者にとって、一覧でパドルが表示されても違いがわからず全く親切ではありません。そこで、少しでもピックルボールをする人のためにと、最適なピックルボールパドルを見つけるためのこのガイドを作成しました。
ベストなピックルボールパドルの選び方
最適なピックルボールパドルの選び方は、自分のスキルとプレースタイルとパドルの要素を組み合わせて考えることが重要です。基礎知識を身につけた上で、実際に試打して、自分に合っていると思うパドルを購入することをおすすめします。
最適なパドルを見つけるための要素は9つあります。
- コア素材
- フェイス素材(表面素材)
- パドルの厚さ
- パドルの形状・長さ
- パドルの重さ
- パドルのバランス
- グリップの長さ
- グリップの太さ
9つも要素があるとよくわからない・・・という方のために、一つずつ要素について説明して、その後によくある質問について回答しています!パドル選びをする際に是非ご参照ください!
コア素材
まずは素材です。素材は、3種類ありますが、一般的(約95%)にはPP(ポリプロピレン)が使用されています。まずパドルを購入する際にはPPコアのパドルにしましょう!安いアルミ素材のパドルは選ばないように!
PP(ポリプロピレン)コア
ソフトなタッチで最大限のコントロールを提供します。最も利点が多いです。逆にいうと他の素材は欠点が多いので、迷わずこのコア素材にすることをおすすめします。
ノーメックスコア
硬い素材のノーメックスコアは、耐久性に優れています。難点として、非常に音が大きくなってしまいます。高性能ピックルボールパドルに最初に導入された素材でしたが、ポリマーコアに大きくシェアを奪われました。
アルミコア
アルミニウム素材もあります。ジュニアやゲームを始めたばかりの人には良いかもしれませんが、すぐにへこみ、消耗しやすく、あまりおすすめはしません。
木
テニスも昔はウッドラケットだったように、ピックルボールも昔は木でした。ということで、最新の技術を使いましょう!
フェイス素材
次にフェイス面素材(表面の素材)です。現在の素材は3つ素材があります。素材は、打感の重要な要素となります。最も高性能かつ高価なのは、カーボンファイバーです。昔はグラスファイバーが一般的でしたが、カーボンが誕生してからはカーボンがメインになっています。ただ自分のスキルやスタイルに合わせて、他の素材(グラファイト、グラスファイバー、ハイブリッド)を使っても問題ないですが、基本的にはカーボンにしましょう。
カーボンファイバー
カーボンファイバーは、スピンがかかり、コントロールに向いています。
この素材は、軽くて丈夫です。パドルに当たるボールの衝撃エネルギーを吸収し、そのエネルギーを再分配することに優れています。打球感は柔らかく感じます。
硬いため、操作性には優れますが、パワーが落ちます。そのためスピードの早いショットを打つためにはその分、技術が必要になります。
グラファイト
グラファイトも、コントロールに向いています。カーボンが出てきてからは、グラファイトも少なくなりました。
多くのスポーツ用品に使用されるグラファイト素材ですが、カーボンファイバー同様硬い素材です。一般に、グラファイトはパワーよりもコントロールを重視するプレーヤーに向いている素材と考えられています。打球感はカーボンより硬く感じます。
硬いため、操作性には優れますが、パワーが落ちます。そのためスピードの早いショットを打つためにはその分技術やパワーが必要になります。
グラスファイバー
安価に提供されている素材です。スピンがかかりにくいです。
このリストにある上記 3 つの表面素材のうち、グラスファイバーは最も重いです。パワーを生み出すことができますが、その分、コントロール性がカーボンファイバーやグラファイトなどと比較すると劣ります。打球感は硬く感じます。
ハイブリッド
ピックルボール パドルの中には、単一の素材ではなく、複数の素材を組み合わせて作られているものもあります。
写真は、グラファイトとグラスファイバーのハイブリッド。
その他
上記のカーボンファイバー、グラファイト、グラスファイバー、ハイブリッドの他にも木製やアルミニウムなどもありますが、カーボンがおすすめです。
パドルの厚さ
パドルのコアの厚さは、非常に重要で、打感とコントロール、パワーに影響します。初心者から競技者まで、まず1本目を購入する場合には16mmのコアをお勧めします。
16mm(厚い)
13mm(薄い)
パドルの形状・長さ
パドルの形状は、様々な形状があり、プレイに影響を与えます。一般的に多く使われているのが、「Elongated:長いパドル」「Standard:スタンダードパドル」です。ピックルボールがアメリカで流行り出した時には、上級者やテニス経験者は長いパドル(16.5インチ)を使用し、初心者はスタンダードパドル(15.8インチ)から始めるのがおすすめとも言われていますが、おすすめは16.5インチです。長いパドルでも、短く持てば操作性が上がるためです。
上記の写真は下が16.5インチ、上のYONEXのパドルが15.8インチ。
一般的に、パドルが長くて狭いほど、フェース上のスイートスポットが高くなります。スイートスポットが高いということは、スイートスポットが手から遠くなる(てこの作用が大きくなる)ので、パワーにつながります。逆に短い方が操作性が上がります。
17インチ以上のパドルを使用することは認められていません。
パドルの重さ
重さも一長一短で最適な重さがあるわけではありません。さらに単に操作性を選んで軽い方、パワーを選んで重い方を選べばいいわけではありません。
ポイントは初心者だからと言って、軽すぎるパドルを使用しないことです。
-
- ライト: 7.3オンス未満(205g以下)
- ミッド: 7.3オンスから8.3オンスの間(205g-235g)
- ヘビー: 8.3オンス以上(235g以上)
軽すぎるパドルを使わない方がいい理由
怪我の問題です。
ピックルボールパドルを軽量化すると、コントロールと反応速度が向上します。ネットの近くにいるときはこれが最適です。しかし、これには力以外にも、腕に負担がかかるというマイナス面もあります。
パドルが軽いと、パドルがボールのエネルギーを吸収しないため、ボールを打つたびに肘や腕にかかる負担が増えます。
最初はミッド(7.3オンス-8.3オンス)がおすすめ
最初は上記の理由からミッドがおすすめです。よりパワーを求める場合は、ヘビー系のラケットに、より操作性が重要だと思う場合は、パドルを軽量化するのではなく、素材やフェイス面、ウエイトバランスなどで調整すると良いと思います。
写真のように重りを貼って調整できます。
パドルのバランス
パドルを選ぶときに記載がない場合も多いバランスについてです。ヘッド部に重心があるとよりパワーが、グリップに重心があると操作性・コントロールが増します。重要ですが、まずはそこまで気にせず選んでも良いと言えます。まずは一本を使って、その後に希望を叶えるようにバランスを調整することがお勧めです。バランスは、上記でも記載しているように購入後に鉛テープを貼ることで調整できます。
グリップの長さ
グリップの長さは4.5〜6インチの間で変化します。全長とパドルの幅を足した値が 17 インチを超えることはできないため、ハンドルの長さに 1 インチを加えるごとに、パドル面の表面積の一部が奪われてしまいます。バックハンドを両手で打ちたいプレーヤーは長めのグリップにすることをおすすめします。また卓球のように使いたい場合は短めのグリップにすることをおすすめします。
一般的にはグリップが長いほど、より多くのパワーとスピンを生み出すことができます。その分、操作性が失われます。初心者は、短くて幅の広いパドルを使用すると、真ん中に当たりやすく、パワーと操作性が生まれますが、まずは一般的な長さのパドルを選ぶと良いと思います。
グリップの太さ
小さすぎる(細い)と、力が伝わりにくいですが、操作性が向上します。大きすぎる(太い)とパワーは伝わりますが操作性が落ちます。細い場合は、オーバーグリップを巻くことで太くすることも可能です。
結局、迷うことに。。。
これまで各要素についてお伝えしてきましたが、結局どのパドルをどの要素を考えて買えばいいのか、決めかねてしまいますよね・・・
そんな方のために、Pickleball oneではいつでもLINE相談に対応中ですので、お気軽にご連絡ください!
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また、「私たちは本当に良いパドルでピックルボールをプレーしてほしい」、かつ「誰もが手に取れる価格でピックルボールが広がってほしい」という想いから、自社パドルを販売予定です。
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