MLP指名の喜びとこれまでの軌跡
【船水 雄太選手コメント】
日本人初MLP選手になるという目標を達成することができ、本当に嬉しいです。サポートしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。
MLPにドラフトされた選手に自分の名前が入っているのを見て、昨年1月に渡米したばかりの頃の景色が走馬灯のように駆け巡りました。渡米直後は英語が話せず、練習相手もおらず、一人寂しく壁打ちしていました。また、ダブルスの試合のパートナーが見つからず、試合に出場できないこともありましたし、試合に出場できるようになっても、しばらく勝つことができませんでした。それでも周囲の皆さんが応援し続けてくれたおかげで、諦めずに挑戦し続けることができました。そのおかげもあり、年始からの2ヶ月で成績的にもブレイクスルーがありました。
また、2月下旬の大会出場後、MLP全16チームに自分の大会結果やプレーの特徴をメールで送り、「プレーを見ていただきたいので、どうか一度だけ会っていただきたい」とお願いしました。その甲斐もあり、直近1週間で、マイアミ、ロサンゼルス、アリゾナを飛び回り、各チームに対して、プレーで最終アピールをしました。この一年間、献身的なサポートをしてくださった皆さんの想いが自分を突き動かし、最後の最後まで力を出し切ることができました。
今回、日本人として初めてMLPドラフトに選出されたことは、世界一のピックルボール選手になるためのスタートラインです。必ずMLPでチームをリーグ優勝に導き、個人としても、世界一のピックルボール選手を目指していきます。また自身の活躍により、日本におけるピックルボール人気が広がり、スポーツとしてより普及していくことに貢献していきたいです。これからも応援のほど、どうかお願いいたします。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000694.000034075.html
MLPメジャーリーガーになるための過酷な生活
ピックルボールのプロ選手としての日常は、遠征の連続で、 基本的にホテル住まいが続き、アメリカ内でもおそらく試合数は最多ではないか。と語る船水選手。そこには裏付けされた練習と試合に誰よりも本気で臨み、人の3倍以上のスケジュールで試合も練習もこなす船水選手の覚悟が言葉からも読み取れた。
圧倒的な試合経験と成長への覚悟
「3年分の成長を1年で達成する覚悟で過ごしていました。」
アメリカでの競技シーンにおいて、船水の出場試合数は他の選手と比べても圧倒的に多い。 多くの選手が「2回に1回」しか大会に出場しない中、船水は全試合に出場してきた。
ピックルボールへのキャリアが浅いことを言い訳とせず、自分の結果で周りに認めてもらうための行動がここからも現れている。
日本プレイヤーへのメッセージ──「もっと夢を持って挑戦してほしい」
「アメリカの選手たちは本気で夢を追い、ものすごい練習量をこなしています。」
船水選手は、アメリカのピックルボールプレイヤーの覚悟とピックルボールドリームを掴もうとする本場の熱量を肌で感じていることを語ってくれた。
「海の向こうのアメリカの選手たちは、ただ楽しくプレーしているだけではなく、本気で夢を掴もうとしている。その熱量が全然違う。」
日本の現状は正確にはわからないが、広い目で見れば競技レベルを高めるための環境はあるという。YouTubeで試合の映像を観て学ぶこともできるし、日本国内でも練習の機会が増えてきていると、そして今後でいうと、ジュニアの育成にも注目することが、日本のピックルボール界の発展には欠かせないと話してくれました。
若手の台頭と競技シーンの変化
世界のピックルボールの競技シーンは急速に変化している。若手選手がどんどんと台頭し、実力者たちとの世代交代が加速しそうとのこと。
今後もジュニア含めたの若手の台頭が目まぐるしくなり、どんどん競技性は向上していく可能性が高い。今でもトッププロは20代前半から若手が目立つ。
船水選手も、「自分よりピックルボールをよく知っていると」若手選手の成長が早いと感じているという。 激しい競争が繰り広げられるアメリカのピックルボール界で勝ち抜くためには、常に進化を続けないと力強く語ってくれた。
ディンクの重要性──アジアのプレイヤーに必要なスキルとは
「最初はディンクが苦手だったんです。でも、それを克服しないと勝てないと気づきました。」
アメリカのトップ選手と戦う中で、船水選手が痛感したのがディンクの重要性。
スコット・ムーアさんの指導のもと、毎日6時間以上かけてディンク特訓を続けた。磨き上げたこのスキルが、今のザ・ユウタを活かすプレーに繋がっている。
「アメリカでは手の速い選手が多く、ドライブだけでは、ウオッチやカウンターにより一瞬で対応されてしまいます。日本に限らずアジアは手が遅いため、ドライブだけでは勝てない。」
ピックルボールのレベルを上げるためには、プレイヤーもディンクを重視し、競技の本質を理解することが必要だと船水選手は説明してくれた。
「世界一のピックルボール選手」へ──船水雄太の未来
MLP指名を受けたことはゴールではなく、暫定スタートライン。
「まずは今シーズンのMLPに全力を注ぎます。そして、ピックルボール界の錦織圭のような存在になりたい。」
MLPでの優勝、個人としての世界一、そして日本のピックルボール界の発展。そのすべてを実現するために、船水選手は
「応援してくれる皆さんのために、全力で戦い続けます。」
と力強く宣言してくれました。