ピックルボールは、アメリカで急速に人気を集めているスポーツですが、新たなルールや道具の規制が導入され、さらに進化を遂げています。今回は、これからピックルボールを始める人にもわかりやすく、その最新情報をお届けします!
1. アメリカ合衆国ピックルボール協会(UPA)の設立
ピックルボールの競技環境が大きく変わり始めています。メジャーリーグピックルボール(MLP)とPPAツアーがUSAピックルボールから独立し、新たに**アメリカ合衆国ピックルボール協会(UPA)**が設立されました。この協会の誕生により、ピックルボールのルールや基準が刷新されることが期待されています。
2. パドル認証プログラムの概要
UPAは、ピックルボールのパドルや用具に関する新しい認証プログラムを導入しました。このプログラムでは、使用されるパドルが競技の質を損なわないよう、適正な性能を保つことが求められます。このプログラムの目的は、全プレイヤーが同じ条件で競技できるようにすることです。
3. 暫定認証プログラムの詳細
2024年8月にUPAは暫定認証プログラムを開始しました。このプログラムでは、弾性力テストを導入しており、パドルが適切な反発力を持つかどうかを評価します。このテストは、パドルのパワーが過剰にならないように調整するためのものです。
4. パドル性能基準の強化
この新しいプログラムでは、弾性力(ADF: Acceptable Deflection Force)が46に設定されています。現在の基準と比べると、パドルのパワーが抑えられる方向に進んでいます。これにより、選手たちはパドルの力に頼らず、技術を駆使したプレイが求められるようになります。
5. RPM(回転数)の上限設定
さらに、パドルのRPM(回転数)には2200という上限が設定されました。RPMとは、パドルがボールに与える回転の強さを指します。この基準を超えたパドルは使用できなくなり、これによりゲームの公平性が保たれることになります。
6. 2025年からのプロ認証プログラム
2025年から、UPAのイベントに参加するプロ選手は、すべてUPA認証パドルを使用することが義務付けられます。この規制により、競技の公平性が一層強化されるでしょう。プロ選手にとっては、自分のパドルが認証基準を満たしているかどうかを確認することが重要です。
まとめ
ピックルボールは、その成長とともに、新しいルールや道具の規制が導入され、競技の質が向上しています。これからピックルボールを始める人も、最新の情報をチェックしておくことで、より楽しくプレイできるようになるでしょう。ぜひ、この進化を楽しんでください!