2026年のメジャーリーグ・ピックルボールは、男子ダブルスの層がかなり厚くなっています。
優勝候補から若手注目株まで、TOP10ペアの強みと見どころを具体的に解説します。
MLP男子ダブルスは今年さらに激戦に
2026年のメジャーリーグ・ピックルボール、通称MLPは、男子ダブルスの戦いがかなり濃いシーズンになりそうです。
MLPとは、プロ選手がそれぞれのチームに所属して戦う団体戦形式のリーグです。
個人でタイトルを狙う大会とは違い、チーム全体の勝敗に直結するため、ペアの相性や役割分担がとても重要になります。
今年は全20チームがひとつのリーグで戦う形になりました。
以前のように上位リーグと下位リーグに分かれていないため、実力ある選手たちが同じ舞台でぶつかります。
つまり、どのチームにも強い選手がいて、簡単に勝てる試合が少なくなるということです。
男子ダブルスでは、ただ強いショットを打てるだけでは勝てません。
右サイドと左サイドの役割、ネット前でのディンク(※短くやわらかく返すショット)、攻撃に切り替えるタイミング、パートナーとの距離感など、細かい部分が勝敗を分けます。
特にMLPでは、チームの流れを作る意味でも男子ダブルスの勝利は大きいです。
実績のあるペアが順当に勝つのか、若手や新コンビが番狂わせを起こすのか。
2026年シーズンは、男子ダブルスを見るだけでもかなり楽しめそうです。
優勝候補筆頭はセントルイス・ショック
ランキング1位は、セントルイス・ショックのヘイデン・パトリキン/ゲイブ・タルディオ組です。
このペアは、現時点で優勝候補の筆頭と言っていい存在です。
昨シーズンはペアとして39勝4敗、レギュラーシーズンだけなら24勝1敗という圧倒的な成績を残しました。
この数字がすごいのは、ただ勝ち数が多いだけではありません。
長いシーズンを通して大きく崩れず、ほとんどの相手に安定して勝ち切っている点です。
ダブルスでは、1人が調子を落としたり、相手に対策されたりすると一気に流れが変わります。
それでも高い勝率を維持できるのは、ペアとしての完成度がかなり高い証拠です。
タルディオは、男子ダブルスの右サイド選手として最高クラスの評価を受けています。
右サイドとは、主にコート右側を担当するポジションのことです。
右サイドの選手は、安定した守備、冷静な判断、相手の攻撃を受け止める力が求められます。
一方のパトリキンは、左サイドのトップ級プレーヤーです。
左サイドは攻撃の起点になりやすく、浮いたボールを決める力や、ラリーを支配する判断力が必要になります。
この2人は、右の安定感と左の攻撃力のバランスがかなり良いです。
昨年すでに強かったうえに、2人ともさらに成長していると見られています。
2026年のMLP男子ダブルスは、このペアをどのチームが止めるのかが大きなテーマになりそうです。
上位を狙う実力派ペアにも注目
2位は、コロンバス・スライダーズのアンドレイ・ダエスク/CJ・クリンガー組です。
このペアは昨シーズン序盤こそ少し苦しみましたが、シーズン終盤とプレーオフで一気に調子を上げました。
レギュラーシーズンは14勝6敗、プレーオフではなんと8勝0敗です。
プレーオフで勝てるペアは、本当に価値があります。
相手のレベルも高くなり、1本のミスが勝敗を左右する場面で結果を出せるからです。
ダエスクとクリンガーは、勝負どころで崩れない強さを見せました。
昨年の勢いをそのまま持ち込めれば、2026年も上位争いにしっかり絡んできそうです。
3位は、ロサンゼルス・マッドドロップスのベン・ジョンズ/マックス・フリーマン組です。
ベン・ジョンズは、ピックルボール界を代表するトップ選手のひとりです。
戦術理解、ショットの精度、試合の組み立て方が非常に高く、ペアの力を引き出す能力もあります。
フリーマンは、ジョンズと組むことで大きく化ける可能性があります。
ジョンズがラリーを整理し、フリーマンが攻撃力を発揮できれば、かなり怖いペアです。
まだ未知数な部分もありますが、噛み合ったときの上限はかなり高いです。
4位は、ブルックリン・ピックルボールチームのクリスチャン・アルション/ライリー・ニューマン組です。
アルションはここ数年、男子トップ5級の選手として評価を高めています。
攻撃力があり、流れを変えるショットを持っています。
ニューマンも直近の大会で好調を示しており、過去にMLPで一緒に戦った経験もあります。
この2人は、個人の力だけでなく、過去の相性も期待できるペアです。
上位3組に割って入る可能性は十分あります。
安定感と爆発力を持つ中位ペア
5位は、テキサス・ランチャーズのエリック・オンシンズ/ディラン・フレイジャー組です。
この2人は春のPPAツアーで多くの大会を一緒に戦い、安定した結果を残してきました。
PPAツアーとは、プロ選手が出場する主要大会シリーズのことです。
オンシンズ/フレイジャー組は、1月のインドア・ナショナル・チャンピオンシップスと、4月のアジア・ハノイカップで銅メダルを獲得しています。
どちらも簡単な大会ではなく、トップ選手が出場する中で表彰台に乗ったことは大きな評価ポイントです。
派手さよりも、試合を安定して作れるペアという印象です。
6位は、オーランド・スクイーズのジャック・ソック/フェデリコ・スタクスルード組です。
ソックは爆発力のある選手で、調子に乗ると一気に相手を押し切る力があります。
男子ダブルスでは、春のPPAツアー6大会中4大会で準々決勝に進出しており、状態も悪くありません。
スタクスルードは、非常に安定感の高い選手です。
大崩れしにくく、ラリーを落ち着かせる力があります。
ソックの爆発力とスタクスルードの安定感がうまく噛み合えば、上位ペアにとってもかなり嫌な相手になります。
7位は、アトランタ・バウンサーズのジェイ・デビリエ/ハウメ・マルティネス・ビッチ組です。
デビリエは最近やや注目度が控えめですが、男子ダブルスでは安定して準々決勝まで勝ち進む力があります。
マルティネス・ビッチとも春にいくつかの大会で組み、テキサス・オープンでは銅メダルを獲得しました。
このあたりの中位ペアは、シーズンの流れを大きく左右する存在です。
上位ペアを倒せば順位争いが一気に面白くなりますし、取りこぼしを減らせばプレーオフ争いでも強みになります。
若手と復活組がランキングを面白くする
8位は、ニュージャージー・ファイブスのウィル・ハウエルズ/ノエ・クリフ組です。
昨年はクリフがシーズン終盤に加入したため、一緒に戦った試合数は多くありません。
それでもレギュラーシーズンとプレーオフを合わせて10勝7敗という成績を残しました。
このペアは、まだ伸びしろがあるところが魅力です。
シーズン序盤から一緒に戦えるようになれば、役割分担や連携がよりはっきりしてくるはずです。
注目したいのは、どちらが左サイドを担当するのかという点です。
昨年は両方の形を試していたため、今季どの形に落ち着くかで成績が変わる可能性があります。
9位は、ダラス・フラッシュのJW・ジョンソン/オーギー・ゲ組です。
JW・ジョンソンは実力のある選手ですが、ペアとしては2025年に苦しみました。
レギュラーシーズンは14勝11敗、プレーオフでは0勝3敗。
タイトル防衛を狙うチームとしては、男子ダブルスで勝ち切れなかったことが大きな痛手になりました。
今季のポイントは、昨年の不安定さをどれだけ修正できるかです。
実力はあるだけに、役割分担や戦い方が整理されれば、ランキング以上の結果を出す可能性もあります。
10位は、ユタ・ブラックダイヤモンズのコナー・ガーネット/タマ・シマブクロ組です。
ここはかなり面白いペアです。ガーネットはアトランタ大会の男子ダブルスで決勝に進み、準優勝しました。
シマブクロも同大会で準決勝に進出し、その後の500ポイント大会では男子ダブルスで金メダルを獲得しています。
特に15歳のタマ・シマブクロは、勢いと成長性が魅力です。
まだ若いぶん未知数な部分もありますが、最近の結果が一時的なものではなく本物なら、シーズン中に一気に評価を上げる可能性があります。
若手の爆発とガーネットの経験が噛み合えば、かなり怖いペアになりそうです。
まとめ:2026年MLP男子ダブルスは見どころ満載
2026年のMLP男子ダブルスは、実績ある王道ペアと、勢いのある新興ペアがぶつかる面白いシーズンになりそうです。
現時点では、セントルイス・ショックのパトリキン/タルディオ組が最有力候補です。
ただし、コロンバス、ロサンゼルス、ブルックリンにも上位を狙えるだけの力があります。
中位ペアにも安定感や爆発力を持つ組み合わせが多く、番狂わせが起きても不思議ではありません。
特にガーネット/シマブクロ組のような若く勢いのあるペアは、シーズン中に一気に存在感を高める可能性があります。
男子ダブルスのランキングを押さえておくと、2026年のMLP観戦がぐっと楽しくなります。





