フロリダ州レイクランドで、屋内ピックルボールコート付きの豪邸が269万ドルで売り出されました。
プロ選手も訪れた特別な家の魅力を、立地・設備・競技コミュニティの視点から具体的に紹介します。
ピックルボール好きが作った特別な豪邸
フロリダ州レイクランドに、ピックルボール好きなら一度は憧れるような豪邸が登場しました。
この家を建てたのは、熱心なピックルボールプレーヤーのエディ・アンダーソン氏です。
彼は2019年にピックルボールと出会って以来、競技にどっぷりハマり、生活の中心にピックルボールがあるような日々を送ってきました。
アンダーソン氏は、過去にシニアプロイベントにも出場した経験があります。
シニアプロイベントとは、一定年齢以上のプロ・上級者が出場する大会カテゴリーのことです。
現在は主に、レベルの高いアマチュア選手たちと練習や試合を重ねているようです。
そんな彼が2023年に自宅を建てるとなれば、普通の豪邸では終わりません。
家の設計段階から、ピックルボールを中心に考えた住まいになりました。
ピックルボールコート付きの家と聞くと、庭に簡易的なコートを作った程度を想像する人もいるかもしれません。
しかし、この家はまったく別物です。屋内に本格的なコートを作り、プロ選手や上級者が練習できるレベルの環境を整えています。
つまりこの家は、「趣味の設備がある家」ではなく、「ピックルボールを暮らしの中心に置いた家」です。
競技を愛する人にとっては、かなり夢のある物件と言えます。
ガレージ予定地が本格コートに変身
この家の最大の特徴は、本格的なピックルボールコートが屋内にあることです。
しかも、その場所はもともとガレージになる予定だったスペースでした。
普通なら車を置いたり、収納に使ったりする場所を、アンダーソン氏は思い切ってピックルボールコートに変えたのです。
ピックルボールコートとは、ネットを挟んでパドルでボールを打ち合うための専用コートです。
テニスコートより小さめで、ダブルスでもテンポの速いラリーが楽しめます。
競技として練習するなら、床の質、照明、天井の高さ、周囲のスペースなどもかなり重要になります。
屋内コートの大きなメリットは、天候に左右されないことです。
雨の日でも、強い日差しの日でも、風が強い日でもプレーできます。
フロリダのように暑さや湿気がある地域では、屋内で快適に練習できる環境はかなり価値があります。
また、ガレージ予定地をコートにしたことで、生活空間と練習環境が近いのも魅力です。
外の施設へ移動しなくても、自宅で本格的な練習ができます。
仕事や家事の合間に軽く打つこともできますし、仲間を呼んでゲームをすることもできます。
アンダーソン氏は、このコート作りに費用を惜しまなかったとされています。
ただ線を引いただけの簡易スペースではなく、プレーヤー目線で作られた本格的な練習環境です。
だからこそ、プロ選手たちもここに集まるようになったのでしょう。
多くのプロ選手が集まった練習拠点
この家は、単なる個人宅ではありません。
過去には、多くのプロピックルボール選手が訪れ、滞在し、実際にプレーしてきた場所でもあります。
周辺地域で大会が開催された際には、選手たちの拠点のように使われることもあったようです。
名前が挙がっているだけでも、ミーガン・ファッジ、ライラー・デハート、ジェイ・デビリエ、アンドレイ・ダエスク、ラファ・ヒューイット、船水雄太、エリック・オンシンズ、グレイソン・ゴールディン、ディラン・フレイジャーなど、かなり豪華な顔ぶれです。
船水雄太選手の名前が入っているのは、日本の読者にとっても注目ポイントです。
海外のトップ選手が集まる練習環境に、日本人選手も関わっていたことから、ピックルボールが国際的に広がっていることが感じられます。
プロ選手の中には、この家に数週間から数か月滞在した人もいたそうです。
つまり、ここは「少し遊びに来た場所」ではなく、しっかり練習し、生活し、競技に向き合うための拠点でもありました。
アンダーソン氏は、この家でかなりレベルの高いレクリエーションゲームが行われてきたと語っています。
レクリエーションゲームとは、公式戦ではない練習試合や交流試合のことです。
ただし、集まるメンバーがプロや上級者なら、その内容はかなり本格的です。
自宅の中にプロレベルのラリーが生まれる空間がある。
これは、普通のスポーツ好きの家とはかなり違います。
まさに、ピックルボールコミュニティが自然に集まる“特別な場所”だったと言えます。
立地の良さが選手交流を生んだ理由
この家が多くの選手を引き寄せた理由のひとつが、レイクランドという立地です。
レイクランドは、タンパ、オーランド、セントピーターズバーグ、ザ・ビレッジズ、サラソタといった地域の間にあります。
フロリダは、アメリカの中でもピックルボールが盛んなエリアのひとつです。
大会、クラブ、練習環境が多く、プロ選手や高レベルのアマチュア選手も集まりやすい地域です。
その中間地点にあるレイクランドは、選手同士が集まるにはかなり便利な場所と言えます。
アンダーソン氏は、この立地のおかげで周辺の選手たちと良い関係を築けたと話しています。
ピックルボールは、競技としての面白さだけでなく、人と人をつなぐ力が強いスポーツです。
コートに集まれば、年齢や国籍、肩書きを超えてすぐにゲームが始まるのも魅力です。
高いレベルでプレーする選手にとって、良い練習相手が近くにいることは大きな価値です。
しかも、屋内の本格コートがあり、天候を気にせず打てるとなれば、練習拠点としてかなり魅力的です。
その結果、この家はプロや上級者にとって、トレーニングスポットのような存在になりました。
住まいでありながら、地域のピックルボールネットワークの中心にもなっていたのです。
これは、ピックルボールという競技の面白いところです。
立派な施設や大会会場だけでなく、個人の情熱から生まれた場所が、選手たちの交流拠点になることがあります。
この家は、その象徴のような存在です。
269万ドルで売り出された夢の物件
このピックルボールコート付き豪邸は、最近269万ドルで売りに出されました。
日本円にすると為替によって変わりますが、かなり高額な物件であることは間違いありません。
ただ、単なる豪邸ではなく、本格的な屋内ピックルボールコートと競技コミュニティの歴史がある家と考えると、かなり個性的な価値があります。
アンダーソン氏と妻のマリーナさんは、ケンタッキー州レキシントン近郊の広い土地へ移る予定です。
そこでは、さらに進化した屋内ピックルボール用の施設を建設しているといいます。
アンダーソン氏は、この家を「特別な家」と表現しています。
そして、自分たちと同じようにピックルボールを愛する人に引き継いでほしいと考えています。
これは、ただ高く売れればいいというより、この家の意味を理解してくれる人に渡したいという気持ちがあるのでしょう。
この家を建てるとき、すべてはピックルボールを中心に設計されました。
そのため、建築業者も最初はかなり驚いたそうです。
通常の住宅設計では、ガレージ、収納、生活動線、外観などが優先されます。
しかしこの家では、ピックルボールのための空間が大きな軸になりました。
周囲からは「どうしてこの家を離れられるのか」と聞かれるそうですが、アンダーソン氏は新しい場所にもかなり自信を持っています。
新たな施設はさらにすごいものになる予定で、彼にとってピックルボールは単なる趣味ではなく、住まいを変え、人生の次のステージまで動かす存在になっています。
まとめ:ピックルボールが暮らしを変える時代へ
フロリダ州レイクランドのこの豪邸は、ピックルボールを生活の中心に置いたかなりユニークな物件です。
屋内に本格コートを備え、多くのプロ選手や上級者が集まった実績もあります。
単なる「コート付き住宅」ではなく、練習、交流、滞在の場として機能してきた点が大きな魅力です。
自宅で本格的にプレーできるだけでなく、選手同士がつながるコミュニティの場にもなっていました。
アンダーソン氏にとって、この家はピックルボールへの愛情を形にした特別な場所でした。
そして次のオーナーにとっても、ピックルボールを思い切り楽しめる夢の空間になるはずです。
ピックルボール人気が広がる中で、こうした「競技と暮らしが一体化した住まい」は、今後さらに注目されるかもしれません。
スポーツが生活スタイルまで変える時代に入ってきた、そんなことを感じさせる物件です。





