「いつ攻めるか?」って、ピックルボールでめちゃくちゃ重要なテーマなんです。
ただ速い球を打つだけじゃ勝てないのがこの競技の奥深さ。
今回はPPAプロのコナー・ガーネットが教える、“ここぞのスピードアップ”を決めるための見極めポイントを、ガチで分かりやすくまとめてみました!
スピードアップってそもそも何?
ピックルボールのスピードアップとは、ラリー中にゆるい展開(ディンクの応酬)から一転、速いショットで一気に相手を崩すプレーのことです。
たとえば、ネット近くでコツコツとディンクを続けている中、「これは甘い!」と感じた瞬間、体勢を整えて一気にドライブやスマッシュ気味に打ち込む感じ。
ここで相手が打ち返せなかったり、守備が崩れればチャンス到来。
ただし、適当なタイミングで打つと逆にカウンターを食らうので要注意!
タイミングは「頻度」じゃなく「質」
「スピードアップは1試合に何回くらいすべきですか?」って聞く人、結構多いんです。
でもコナーは言います。「頻度を気にするんじゃなくて、そのショットで何を得られるかを考えよう」と。
例えば、自分のドライブがうまく決まりやすいなら、何度でも狙えばOK。
でも相手に読まれて全部返されるようなら、その都度仕掛け方を変える必要があります。
つまり、“どれくらい”じゃなくて、“いつ・どう打つか”が勝負の分かれ目!
攻める前に見るべきサイン
攻撃に転じる前にチェックすべきなのは、「相手がくれた球が、本当に攻めていいボールか?」という点。
- ネットのちょい上をふわっと超えてきたディンク
- 相手のポジションが後ろ寄りor片足重心
- 相手が返球後に一瞬迷ったり、体勢を崩してる
こういうときは、攻めどきです。
特に、相手の視線や足元の動きに注目すると、心理状態が読みやすくなります。
一瞬の“スキ”を見逃さないのがプロの判断力です。
空中とバウンド、攻める条件が違う
ここ、地味にめちゃくちゃ重要です!
【空中での攻撃(ボレー系)】
・打点がネットより高く、前に叩き込める軌道か?
・自分の体勢が安定していて、強く正確に打てるか?
特に注意したいのが、ボールの高さだけで判断しないこと。
打点は高くても、自分の重心が後ろにあるとミスショットになりがちです。
【バウンド後の攻撃】
・バウンドしてから腰〜胸くらいの高さに上がってくる球
・自分の前で打てる位置に体を素早く入れられるか?
少しでも打点が後ろになると、ドライブもトップスピンもコントロールしにくくなるので注意!
スピードアップで得する条件とは?
じゃあ、どういうときに「攻めて得する」のか?
- 相手にロブや浮き球を打たせられる状況が作れたとき
→高い位置から強く打ち下ろせます - 手元の打ち合い(※ハンドバトル)で自分の方が勝っているとき
→速い展開に持ち込むだけで有利に運べる - 相手の癖(右を守りがち・左が甘い)をつかんだとき
→過去の打ち合いから得た“情報”を活用!
とくに、相手が次に何をしてくるかを読めてきたタイミングは絶好のチャンス。
ただ攻めるだけでなく、「崩しきる意図」を持って打つのがポイントです!
成功のカギは“ひらめきと冷静さ
「スピードアップって、反射神経が命でしょ?」
…もちろんそれも大事ですが、実は“発想力と冷静な判断”の合わせ技なんです。
相手の裏をかくようなタイミングで攻めたり、同じ球でもコースを微妙に変えたりするのが効果的。
✔️ 体の正面ではなく、少しズラした位置を狙う
✔️ コースは相手のバック側か、胸元あたりが有効
✔️ 同じリズムで打たない(間を使う・緩急つける)
「読まれない工夫」が、勝ちにつながる。
そういう細かな“ひらめき”が活きるのがピックルボールの面白さなんです!
まとめ
スピードアップは、ただの攻撃じゃありません。
それは戦略であり、相手の心理を突くプレッシャーでもあります。
今回紹介した判断ポイントや具体的な条件を意識すれば、あなたのラリー中の選択肢が確実に広がります。
攻めるべきときにしっかり攻めて、自分のペースでゲームを動かせるようになりましょう!