2025年からピックルボールの公式試合で使用できなくなるパドルが発表されました。
新しい基準に適応したモデルも続々登場予定!
この記事では、具体的な変更内容やその背景、今後の影響についてわかりやすく解説します。
パドル使用停止の理由は?
ピックルボール協会が一部のパドルを禁止にする理由。それは「トランポリン効果」。
トランポリン効果とは、パドルに当たったボールが予想以上のスピードで跳ね返る現象のことです。
この効果が強すぎると、プレイヤーの技術やコントロールよりも単純なパワーが重視される試合になってしまうリスクがあります。
新たに導入されたテスト基準は、パドルとボールの弾性係数(PBCoR)を測定するもので、この数値が一定の範囲を超えるパドルは公式試合での使用が禁止されることになりました。
「技術と戦略のスポーツ」であるピックルボールの本来の楽しさを守るために、このルール変更が行われたのです。
使用停止の対象パドル一覧
以下のパドルは、2025年7月1日以降の公式試合で使用が禁止されます。
- JOOLA Perseus 14mm Mod TA-15
- JOOLA Perseus 16mm Mod TA-15
- Gearbox Pro Power Elongated
- ProKennex Black Ace Ovation
- ProKennex Black Ace Pro
- ProKennex Black Ace LG
- ProKennex Black Ace XF
これらのパドルは、弾性係数が新基準を超えているため使用停止となりました。
特にJOOLAやProKennexのモデルは、パワー重視のプレイヤーから人気を集めていただけに、今回の変更は衝撃を与えています。
しかし、これらのパドルを愛用していたプレイヤーには、メーカーから新しい代替モデルが発表されているので安心してください。
新基準のテストって?
新基準で行われる「PBCoR(パドル/ボールの弾性係数)」テストについて説明します。
このテストは、パドルに当たったボールの跳ね返りのスピードを数値化するものです。
トランポリン効果が強すぎると、ゲームバランスが崩れる可能性があります。
そのため、PBCoRを制限することで、よりフェアな試合環境を提供しようという狙いがあります。
例えば、初心者プレイヤーでも上級者と競り合えるチャンスが増えるとされています。
技術や戦略を活かしたゲームが求められる時代が到来したといえるでしょう。
メーカーの対応と新モデル
今回のルール改定に対応するため、多くのメーカーが新しいモデルを発表しています。
例えば、JOOLAは「Pro 4 Perseus」という新モデルを2025年3月に発売予定。
このモデルは、新基準をクリアした設計になっており、公式試合でも使用可能です。
さらに、2025年3月1日までに旧モデルのMOD TA-15 Perseusを購入したユーザーには、新モデル購入時に50%割引を提供する「パドルリフレッシュプログラム」が用意されています。
このプログラムは、2025年3月15日から4月30日までの期間限定で利用可能です。
ProKennexも同様に、新基準に準拠したモデルを開発中で、これらのモデルは2025年の試合で使用可能になります。
メーカーの迅速な対応は、プレイヤーにとって大きな安心材料となるでしょう。
影響を受けるプレイヤーたち
今回のルール変更で、特にパワー重視のプレイヤーには影響が大きいと考えられます。
しかし、この改定により、繊細なコントロールや戦略を駆使するプレイヤーが有利になる場面も増えるはずです。
また、初心者にも優しい環境が整い、ピックルボールの裾野が広がる可能性があります。
ルール改定を機に、技術や戦略を磨くモチベーションを新たにするチャンスと考えるのも良いかもしれません。
今後の楽しみ方
新しいルールが導入されることで、ピックルボールのゲーム性がさらに進化します。
2025年からは、新基準を満たした最新のパドルでゲームに挑むことになりますが、それだけではありません。
新モデルを使って練習すれば、今まで以上にテクニックを重視したプレイが可能になります。
また、新しいパドルを試すことで、新たな発見やプレイスタイルの進化も期待できます。
仲間と一緒に新しいルールの下でピックルボールを楽しむことで、さらに盛り上がること間違いなしです!
まとめ
2025年のパドル変更は、ピックルボールの未来を明るくするための一歩です。
新基準に対応したモデルやルールの進化により、より公平で楽しい試合が期待できます。
これを機会に、新しいモデルを試したり、仲間と技術を磨いたりして、ピックルボールの新時代を楽しんでみてください!