ピックルボールが世界中で盛り上がりを見せる中、プロ選手になるための道がどんどん開かれています。ここでは、プロを目指すなら絶対に押さえておきたい5つの重要なポイントを詳しく解説します。具体的なトレーニング方法や成功例を交えながら、ピックルボールの世界へ一歩踏み出しましょう!
1. プロへのステップ
ピックルボールでプロを目指すなら、まずは実践経験を積むことが欠かせません。そのためのベストな場が「マイナーリーグピックルボール(MiLP)」です。
2023年にMiLPで経験を積んだ選手が、2024年のAPPツアー(※)でトップ5に入るなど、実際の成功例も多くあります。特に、MiLPはレベルの高いプレイヤーと直接対戦できるため、自己評価と他の競技者との比較を行いながら成長できます。プロへの最初のステップとして、このようなアマチュア大会で腕試しをするのは、非常に効果的です。
2. チームフォーマットの利点
MiLPでは、他の大会と異なり、チームで戦うフォーマットが採用されています。ピックルボールは一見すると個人プレーのスポーツに思われがちですが、チーム戦には大きなメリットがあります。選手たちは、チームメイトとコミュニケーションをとりながら戦略を練ることで、自分だけでは学べない新しい技術や考え方を吸収できるのです。例えば、コナー・ガーネットはこのチーム戦での経験が、彼のポジティブなマインドセットやリーダーシップを鍛え、プロとしてのキャリアの礎を築いたと語っています。
3. 選手の多様性
ピックルボールの面白いところは、さまざまなスポーツバックグラウンドを持つ選手が活躍している点です。例えば、ケイト・フェイヒーは元大学テニス選手であり、2023年にMiLPでDUPR 18部門(※)を制してプロの道を歩み始めました。また、カナダのナショナルピックルボールリーグでも活躍していたアレックス・ウォーカーや、姉妹で一緒に競技を続けるアンジー・ウォーカーなど、バックグラウンドや個性が多様な選手がいることが、ピックルボールの魅力の一つです。このように、自分の過去の経験を活かせるスポーツであるため、新たにチャレンジする選手も多く見られます。
4. 両手打ちテクニック
ピックルボールで上達するための一つのテクニックとして、両手打ちがあります。ジャック・マンローは「アンビデクストラス・アサシン(両手使いの暗殺者)」の異名を持ち、両手を使ったプレーで多くの観客や選手から注目を集めています。彼の両手打ちは、通常の片手プレーでは対応しきれない角度やスピードを生み出すことができ、特にダブルスでその威力を発揮します。練習の中で両手打ちを取り入れることで、自分のプレースタイルに新しい武器を加えることができます。
5. 大会参加での上達
ピックルボールで実力を上げるためには、何よりも実際の大会に参加することが一番です。例えば、アレックス・ウォーカーはMiLPのDUPR 20部門での準優勝がきっかけでPPAツアー(※)への挑戦権を手に入れました。大会では緊張感のある環境でプレーすることで、普段の練習では得られない経験を積むことができます。また、他の選手との試合を通じて、自分の弱点を発見し、改善するためのヒントも得られます。大会は、技術的な向上だけでなく、メンタル面でも大きな成長を促してくれる場です。
6.まとめ
ピックルボールで成功するためには、プロへのステップとしてアマチュア大会に参加すること、チーム戦でコミュニケーションスキルを磨くこと、そして多様なテクニックを習得することが重要です。特に、大会での経験を積むことで、自己成長を感じることができるはずです。ピックルボールは初心者からプロまで楽しめるスポーツなので、ぜひ自分のペースで挑戦してみてください。