APPツアー・シカゴ大会2026の注目選手を紹介!優勝候補とメダル記録更新の行方を徹底解説

コラム

2026年のAPPツアー・シカゴ大会には、国際大会の優勝者や歴代記録へ迫るトッププロが集まります。

連覇を狙う実力者から勢いに乗る若手まで、優勝争いの注目ポイントを具体的に紹介します。

シカゴ大会には幅広いカテゴリーの選手が集結

APPツアーは2019年以降、ミシガン湖の北岸に位置するシカゴ近郊で大会を開催してきました。

2026年は、プロによる招待大会と、プロ・アマチュアが参加するAPP Vlasic Classic Chicagoが行われます。

大会にはトッププロだけでなく、一般のアマチュアや年代別カテゴリーの選手も参加します。

競技レベルや年齢に応じた部門が用意されることで、幅広い選手が同じ大会期間中に試合を経験できる構成です。

主なカテゴリーは次の通りです。

  • 男女プロシングルス
  • 男女プロダブルス
  • 混合プロダブルス
  • 一般のアマチュア部門
  • AARP Championsの50歳以上部門
  • Mastersの60歳以上部門
  • Humana Cupの競技

選手たちは、APPツアーのランキングポイント、賞金、メダルをかけて対戦します。

ランキングポイントとは、大会で残した成績を数値化し、シーズンを通じた順位を決めるためのポイントです。

さらにAPP Vlasic Classic Chicagoは、USA Pickleballのゴールデンチケット対象大会です。

対象カテゴリーで金メダルを獲得した選手は、2026年のUSAP National Championships(※USA Pickleballが開催する全米選手権)への出場枠を確保できます。

シカゴでの優勝には、次のような意味があります。

  1. APPツアーの金メダルを獲得できる
  2. ランキングポイントを積み上げられる
  3. 対象部門では全米選手権への道が開ける
  4. シーズン後半へ向けて勢いをつけられる
  5. 新しい選手が広く注目されるきっかけになる

一つの大会結果が、その後のランキングや大舞台への出場に関わる重要な大会です。

国際大会で活躍した3選手に注目

2026年のシカゴ大会には、米国外の大会でメダルを獲得した国際選手も登場します。

特に注目されるのが、オランダのルース・ファンリーク、ベトナムのクアン・ズオン、オーストラリアのニコラ・シューマンです。

ファンリークは、Leapmotor APP Asia Penang Openで3つの金メダルを獲得し、トリプルクラウンを達成しました。

トリプルクラウンとは、同じ大会で次の3種目を制することです。

  • 女子プロシングルス
  • 女子プロダブルス
  • 混合プロダブルス

シングルスでは一人でコート全体を守り、ダブルスではパートナーと役割を分担する必要があります。

異なる3種目で優勝したことは、さまざまな試合形式へ対応した結果といえます。

ズオンもペナン大会で金メダル2個、銀メダル1個を獲得しました。

出場した複数種目で決勝まで進んだことから、国際大会で安定した結果を残していることが分かります。

シューマンは、DUPRでジュニアプロ1位とされる若手選手です。

DUPRはDynamic Universal Pickleball Ratingの略で、試合結果や対戦相手などをもとに競技レベルを数値化するレーティング制度です。

3選手の注目ポイントを整理すると、次のようになります。

  • ファンリーク:ペナン大会で金メダル3個
  • ズオン:同大会で金メダル2個、銀メダル1個
  • シューマン:DUPRのジュニアプロ部門で1位
  • 3人とも米国外のピックルボールを代表する存在
  • シカゴではAPPツアーの有力選手と対戦

国際大会での好成績をシカゴでも再現できるか、米国内を中心に戦う選手との対戦が見どころです。

マンローとリボーネスが男子ダブルス3連覇へ

男子ダブルスの優勝候補として注目されるのが、ジャック・マンローとリチャード・リボーネス・ジュニアです。

2人は直前のシンシナティ大会で男子プロダブルスを制し、同ペアで2大会連続優勝を達成しました。

マンローは、シンシナティの混合プロダブルスでもジル・ブラバーマンと優勝しています。

1大会で男子ダブルスと混合ダブルスの2冠を獲得し、2026年シーズンのAPPツアー金メダル数を3個に伸ばしました。

これは男子プロの最多争いに並ぶ数字です。

さらに、マンローは2025年のシカゴ大会でも次の2種目を制しています。

  • 男子プロダブルス
  • 混合プロダブルス

前年に結果を残した大会へ、今回は直前大会の2冠王として戻ってきます。

リボーネス・ジュニアも好調です。サクラメント大会で2つのメダルを獲得した後、シンシナティではマンローと組んで男子ダブルスの金メダルを獲得しました。

シカゴでも優勝すれば、2人は男子ダブルスで3大会連続優勝を達成します。

ただし、連勝中のペアは対戦相手から試合映像や得意なパターンを研究されやすくなります。

3連覇へのポイントは次の通りです。

  1. 2人の中央へ来たボールを迷わず処理する
  2. サードショット(※サーブ、リターンに続く3球目)を安定させる
  3. 2人が同じタイミングでネット前へ進む
  4. 得意な展開を封じられた場合に戦術を変える
  5. 混合ダブルスとの複数種目を戦い抜く

前年のシカゴ大会を含め、好成績が続くマンローが再び複数種目で頂点に立てるかにも注目です。

スチュワートとオシロが女子部門を盛り上げる

女子部門では、カテリーナ・スチュワートとボビー・オシロが、それぞれ異なる形で結果を残しています。

スチュワートは直前のシンシナティ大会で、2026年シーズン2個目となるAPPツアー金メダルを獲得しました。

この優勝は、同シーズン初となる女子プロダブルスの金メダルです。

シカゴ大会では女子プロシングルス第1シードとして、前年に獲得したタイトルの防衛を目指します。

シードとは、ランキングや過去の大会成績をもとに、有力選手が序盤で対戦しないように配置する仕組みです。

第1シードは優勝候補の中心ですが、すべての対戦相手から研究される立場でもあります。

スチュワートに求められるのは、次のような部分です。

  • 第1シードとして序盤を安定して勝ち上がる
  • 前年王者としてのプレッシャーに対応する
  • シングルスとダブルスで動き方を切り替える
  • 相手の戦術に合わせて試合を修正する
  • 接戦でミスを増やさずポイントを取る

一方、オシロはシンシナティ大会で3つの銅メダルを獲得しました。

この結果によって、2026年シーズンのメダル獲得数は合計7個となり、APPツアーのプロ選手で最多です。

オシロは「Triple Bronze Baddie Bobbi」というユニークな呼び名で、3つの銅メダル獲得を表現しました。

金メダルだけでなく、複数の種目で安定して準決勝や表彰台へ進んでいることが強みです。

スチュワートが連覇と金メダルを狙う一方、オシロはシーズン8個目のメダルと、表彰台での順位アップを目指します。

ファッジが歴代最多金メダル記録に挑戦

メーガン・ファッジは、APPツアーで通算89個のメダルを獲得している歴代最多記録保持者です。

この記録は、2025年のAPP Vlasic Classic Cincinnatiで更新しました。

通算89個のうち、金メダルは32個です。

女子プロ選手の歴代最多金メダル記録は、シモーネ・ジャルディンが持つ33個。

ファッジはシカゴで優勝すれば、この記録に並びます。

記録を整理すると次の通りです。

  • APPツアー通算メダル数:89個
  • APPツアー通算金メダル数:32個
  • 女子プロ歴代最多金メダル数:33個
  • 記録までの差:金メダル1個

ファッジは、ピックルボールへ本格的に取り組む前に、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で女子テニス選手としてプレーしていました。

テニスとピックルボールではコートの大きさやボール、使用する用具が異なります。

それでも、ラケット競技で培った次の経験は競技へ応用できます。

  • 相手の位置を見ながらコースを選ぶ
  • 重要なポイントで集中力を保つ
  • 試合中に相手の特徴を分析する
  • 複数試合を戦うために体調を管理する
  • 負けたラリーから気持ちを切り替える

シカゴはイリノイ州にあり、ファッジにとって大学時代を過ごした地域と同じ州で行われる大会です。

通算90個目のメダルだけでなく、歴代最多タイとなる33個目の金メダルを獲得できるかが注目されます。

初優勝組と地元王者も上位進出を狙う

優勝争いでは、実績豊富な選手だけでなく、直前大会で初優勝を飾った選手や、地元で連覇を狙う選手にも注目です。

ダスティ・ボイヤーは、シンシナティ大会の男子プロシングルス決勝でロナン・キャムロンを破り、APPツアーで自身初となる金メダルを獲得しました。

ボイヤーは2025年のシカゴ大会で男子プロシングルスの銅メダルを獲得しています。

前年に表彰台へ上がった大会へ、今回はツアー優勝者として戻ってきます。

ジル・ブラバーマンも、シンシナティ大会で2026年シーズン初のAPPツアー金メダルを獲得しました。

ジャック・マンローと組んだ混合プロダブルスで優勝し、好調な状態でシカゴ大会へ向かいます。

地元選手では、アマー・ワジールが男子プロシングルスのタイトル防衛を目指します。

ワジールはシカゴ近郊のホフマンエステーツ出身で、イリノイ大学シカゴ校ではテニス選手としてプレーしました。

2025年のシカゴ大会では、接戦となった男子プロシングルス決勝を制しています。

さらに、ドメニカ・ターコビッチも成長を見せています。

  • 2025年の年間メダル数:2個
  • 2026年のシンシナティ終了時点:3個
  • シーズン途中ですでに前年を上回る
  • シカゴで4個目のメダル獲得を目指す

注目選手の状況を整理すると、次の通りです。

  • ボイヤー:男子シングルスでツアー初優勝直後
  • ブラバーマン:混合ダブルスで今季初優勝
  • ワジール:地元で男子シングルス連覇へ
  • ターコビッチ:前年を上回るメダル数を記録

直前大会の勢いが続くのか、それとも前年王者が地元で再び頂点に立つのか。

実績ある優勝候補との対戦が、シーズン後半の勢力図を左右します。

まとめ

2026年のAPPツアー・シカゴ大会には、国際大会のメダリストから歴代記録へ迫るトッププロまで、多彩な選手が集まります。

マンローとリボーネスの男子ダブルス3連覇、スチュワートとワジールのタイトル防衛、ファッジの通算33個目の金メダルが大きな注目ポイントです。

初優勝を飾ったボイヤーやブラバーマン、成長を続けるターコビッチにも勢いがあります。

実績ある選手と新しい世代のどちらが上位へ進むのか、シーズン後半の流れを占う大会になりそうです。

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